【ガールズ&パンツァー】イタレリ1/35 M4-A1シャーマン

「このタフなシャーマンがやられるわけないわ! なにせ、5万両も作られた大ベストセラーよ! 丈夫で壊れにくいし、おまけに居住性も高い! バカでも乗れるくらい操縦が簡単で、バカでも扱えるマニュアルつきよ」

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特に好きな模型メーカーがいくつかあります。国内ではタミヤとファインモールド、それにアオシマ。国外ではモノグラムとイタレリです。その中でもイタレリは、AFVモデルオンチの私でさえ小学生の頃から戦車模型の海外代表でした。輸入物キットが高かった頃、模型誌の記事に感化され、自衛隊以外の1/35戦車が欲しくてたまらない時期がありました。タミヤのキットは手に入り易くて値段もお手頃だったのですが、ちょっと背伸びをしたいお年頃には舶来キットがカッコ良く見えました。中でもイタレリのM4-A1シャーマンは堂々としていて魅力的でしたが、当時高くて買えなかったのです。

ガルパンを観てAFVキットを本格的に作り出した一昨年、オークションで多数戦車模型を買いました。当時まだプラッツの公式キットが出ていなかったのでⅣ号のキットを漁っていたとき、イタレリキットのセット物が出品されており、お目当てののⅣ号F2(G)型と前回作ったM24チャーフィー、それにこのM4-A1がセットになってました。値段も全部で約千円。往年の名キットも既に抱き合わせ程度の価値か……と、ちょっとショックでした。今回はこのシャーマンを作ったのですが、デカールがイカれていた為、マーキングはガルパンのサンダース大附属高校仕様にしました。

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シャーマンはドイツ物に比べると転輪の数が少ないので、足回りが楽な印象です。イタレリのキットはサスペンションが可動式ですが、附属のポリ履帯が異様に固いのでそのままではちゃんと接地しない為、全て固定しました。パーツのバリ、ヒケ等多くて成形に手間取りますが、合いはいいので作りにくい印象ではありません。

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組み立てを一気に済ませましたが、砲身に謎の段がついていますので、削り取って成形しました。

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鋳造の砲塔と車体には鋳造痕が再現されていません。ガルパン仕様ならそのままでも良いのですが、ここはA1の特徴でもあると思いますから、溶きパテを塗って上から固い毛の筆先で叩いてテクスチャーを付けました。色々実験する為、場所ごとにアメリカ風のグラインダー成形や、ロシア風の砂地そのままなど変化を付けて遊んでいます。

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鋳造痕再現の後、細かいパーツを付けて組み立て終了。上からクレオスのプライマーサフェーサーを吹いて車体表面を落ち着けました。

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履帯はキット附属のポリ製を使用。そのままでは塗料がのりにくいので、ミッチャクロンを吹いて乾燥させ、ファレホのダークラバーを全面に塗った後、トラックプライマー色をエンドコネクター部に塗りました。

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今回基本塗装は米軍のOD色勉強の為、AKインタラクティブのUS Olive Drabスペシャルモデュレーションセットを使用しました。

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まずシャドーを下回り全面に吹きます。

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次にダークベースを影になりそうな場所に吹きます。

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基本色のODベースを全面に吹き付け。この塗料はアクリルの為透過性があまりないので、必要な所は下地を残すよう気をつけました。

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その後光が当たりそうな所にハイライト色を塗り重ねます。このセットは色調を合わせる様デザインされており、簡単かつ効果的にモデュレーション塗装を行えます。

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基本塗装完了。使いやすい塗料ですがペトロールでも溶けてしまう為、良く乾燥させてラッカーのクリアを吹き付けました。

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今回ツヤに気をつかいました。下回り、車体、OVM等のそれぞれでツヤを変えています。特に車体はガサガサのつや消しにならない様、半ツヤで仕上げました。カステンのガルパンデカールを貼り、更に上からクリアーを吹いてコートします。

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エイジングはいつも通り油彩で行いました。単色塗装に情報量を加える為、単調にならないよう気を配りました。この時点で少しツヤが落ちますが、エッジを中心にウェスで磨いて微妙なツヤを出します。

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先日モデスポで竹内さんに教えて頂いたアルコール落とし技法で、全面についた埃を再現しました。サイドスカートから下は濃く、車体、砲塔を上へ進むほど埃が薄くなる様気をつけましたが、乾くと真っ白になった為、指で擦ったり油彩で色調を整えたりしてリカバリーしました。この辺り、経験不足が祟っています。何度もトライアンドエラーを繰り返してほぼ満足したら、鉛筆の粉を指に付けてエッジ部分を擦り金属感を増してメリハリを付けます。これもモデスポ会場で教わりました。指の脂がいい具合に汚れを拭き取ったりぼやかしたりしてくれます。

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墨入れとピンポイントウォッシュに、クレオスの新塗料「Mr.ウェザリングカラー」を使用しました。シミになりにくく速乾性なのでエナメルより使いやすい感じです。OD色にはブラウン系統が良く似合うのですが、やり過ぎるとサビだらけになりそうなので、出来るだけ控えました。でも後から見るとかなりやり過ぎていたので、専用薄め液で拭き取っています。

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毎回頼りすぎて泥だらけになるので、今回ピグメントの使用は最小限にしようと思いました。足回りの一部(シャーシー奥)と、フェンダー上の砂だけに留め、履帯には使用していません。

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完成です。ガルパン登場戦車はあまり汚すと画面から受けるイメージから遠ざかってしまうのですが、現実だったら……と言う妄想のもと、ハードウェザリングを施しています。でも流石にサビ表現はやり過ぎでしたね。

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給油口付近はライフカラーのダーティオイルでこぼした油を再現しましたが、これもやり過ぎですね。

作って見て、イタレリ製品の良さを再認識しました。古いキットの割に合いも良いし、なによりすぐ形になるのでモチベーションも落ちません。

次回もイタレリ製品を作ります。

じょうんず について

オタクなおっさんです。 模型大好き! ボーカロイドで曲とかも作ってます。 http://www.nicovideo.jp/tag/999P http://www.youtube.com/user/hideki1701?feature=guide hideki04@999p.sakura.ne.jp(@を半角にして下さい)
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